刀剣乱舞キャラ探訪

今更聞けない鶴丸国永。来歴言えるかな?【刀剣乱舞キャラ探訪】

 

この記事は

ゲーム「刀剣乱舞」のキャラクター「鶴丸国永(つるまるくになが)」

について、

オタクの個人的な興味で調べてみた記事です。

 

このシリーズ記事は、刀剣破壊を含むセリフ・極・回想のネタバレある場合があります

 

今更聞けない鶴丸国永。【刀剣乱舞キャラ探訪】

 

伊達家の刀
今更聞けない?大倶利伽羅が求める「強さ」とは【刀剣乱舞キャラ探訪】

 

来歴言えるかな

 

初期メン・平安の刀で、織田とか伊達とか転々としてたらしいけど、詳しくはよくわかっていない。

そんなオタクが鶴丸国永について調べてみました。

 

まずは「刀帳」セリフを見てみる

「鶴丸国永だ。平安時代に打たれてから、主を転々としながら今まで生きてきた。ま、それだけ人気があったってことだなあ。……ただなあ、俺欲しさに、墓を暴いたり、神社から取り出したりは感心できないよなあ……」

平安時代の刀工、五条国永の在銘太刀。
鶴を思わせる白い衣を身に纏い、赤は戦ううちにつくだろうからなどと軽く言ってのける。
そのさが、軽妙で酔狂であっても戦うことを忘れたことはない。

公式画集の設定より

 

 

主を転々としていた

 

まずは鶴丸の主な来歴をざっくり確認していきます。

平安 生みの親は五条の国永。平安生まれ。平家の平維茂が所有していたとされる。
鎌倉  鎌倉時代は(経緯不明)安達家へ伝来するも、霜月騒動で安達家は壊滅。殺害された安達家の持ち主の遺体と共に鶴丸も埋葬される。
鎌倉  が、北条貞時が鶴丸欲しさに墓を掘り返され、北条家の刀となる
戦国 時を跨ぎ(経緯不明)織田信長の手に渡る。
江戸  その後(経緯不明)藤森神社に現れる。神事に使われながら過ごす。
江戸 が、刀を鑑定する本阿弥一族に見つかり、神社から取り出される
明治  最後は(経緯不明)伊達家へ伝来し、明治天皇に献上され御物として安置される。

 

こうしてみると「経緯不明だけど居た」って感じですね。

鶴丸の来歴についてはかなり曖昧でしたが、今回で要所はおさえられたかなと思います。

 

墓を暴いて取り出される

 

鶴丸は安達家の元にいた当時、後に霜月騒動と呼ばれる政変に巻き込まれます。

 

霜月騒動とは

 

当時執権を握っていたのは北条貞時。(頼朝死後、鎌倉幕府は形骸化。実際の権力は「執権」を持つ北条氏が独占していました)

 

その下で

  • 平頼綱 VS 安達泰盛

の対立が深まっていました。

 

平頼綱は北条貞時に「泰盛が将軍になる野心あり」と※讒言。

(※ざんげん:他人をおとしいれるため、ありもしない事を目上の人に告げ、その人を悪く言うこと)

 

最終的に北条貞時の命の下、安達家を討ち滅ぼすことによって終わりを迎えます。

 

鶴丸は、安達泰盛の孫の貞泰が持ち主だったそうです。

 

一族が滅ぼされ、遺体と共に鶴丸も埋葬されますが、北条貞時によって掘り返され北条の刀になります。

「墓を暴いたり…」と言うセリフは、ここからきているみたいです。

 

 

 

神社から取り出される

 

刀剣画報Vol.1では、平家の刀として「鶴丸」についての解説があります。

 

平家の刀としての鶴丸
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刀剣画報をみつつ、まとめると

「享保名物帳」に書かれた鶴丸の来歴は

「北条家→織田信長→三牧勘兵衛→藤森神社→本阿弥光的」

だそう。

 

ということは、

藤森神社から鶴丸を取り出したのは

  • 刀を鑑定する一族である本阿弥家の光的

 

となり、

鶴丸の言う「神社から取り出したり…」のセリフの元ネタになってると思われます。

 

 

どうして鶴丸って名前なの?

 

鶴丸の名前の由来ははっきりとされていないそうです。

名前の由来はいろいろ言われています

 

1つは、

太刀拵に鶴模様が施されていたと伝えられているから「鶴丸」としたとか。

(ただ、拵は現存していない)

 

もう1つは、

安達家(幕府の御家人)や北条家(幕府の執権)のころの来歴を見て

  • 当時は鎌倉幕府が神社へと奉納する太刀には鶴丸の紋を入れることが恒例だった

ことから、

後に鶴丸と呼ばれるようになったのではないかともされています。

 

 

 

軽妙で酔狂。驚きを求める性格はどこから?

 

普段から飄々としていて「驚いた」が口グセのキャラです。

 

「鶴丸のあのキャラはどこからきているの?」

と、考えると「神出鬼没の来歴」から生まれたキャラだなぁと言うのが分かります。

 

今回調べてみても、鶴丸が存在した場所がわかっていても、どういう経緯で渡ったのかなど、経緯不明が多かったです。

 

ただ、来歴がかなり面白いキャラなのは間違いないです。

 

墓を暴いて取ってっちゃったり、神事に使われる刀を持ってっちゃったり。

鶴丸も「まさか墓や神社に手を出す人間はいないだろ」と思っていたところなんでしょうね。

 

 

 

鶴丸のメディアミックス展開を振り返る


鶴丸って来歴の面白さが抜きん出た刀だと思います

 

鶴丸は「花丸・活劇・刀ミュ・刀ステ」など様々な媒体で登場しています。

 

おそらく三日月を除いたら一番活躍が多い単体キャラクターが鶴丸だと思います。

(大倶利伽羅も様々な媒体で登場しますが、活劇では主要メンバーにはなっていませんし、新選組+幕末刀はセットにして全体で推してる感じがします)

 

誤解を恐れず言えば、鶴丸って良い意味で便利なキャラクターだなと思います。

 

初期実装の刀だったこともあると思いますが、

  1. 平安から明治まで来歴が長く、有名人物の元を渡り歩いた刀だったこと
  2. 酔狂で軽妙な性格も含めてストーリーを回しやすいキャラクター

 

なのも、メディアミックスに重用される理由だと思います。

 

刀ミュ新作のパライソでは

「三日月のポジションが鶴丸になってくるのではないか?」

と思っていますが、どう話に関わってくるのかとても気になります。

 

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